UW4123KRE
環境に配慮したオーガニックコットンを使用した伸縮性のあるサテン素材です。
品番 | UW4123KRE |
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分類 | 布帛 |
組織 | 緯朱子 |
COMPOSITION | C95% PU5% |
生地巾 | 126cm |
目付 | 240g/m2 |
生地特徴 | サスティナブル |
サスティナビリティ | ○ |
生地ブランド | wellact |
持続可能性とは何だろう。私たち興和が真摯に考え、一つの答えとして立ち上げたプロジェクト、それがwellact(ウェラクト)です。Well-(being)”ウェルビーイング” -人に世界に本質的な価値のある状態- を目指して”Act”アクト -積極的に行動していくこと-、そんな思いを胸に、私たちはこの名前を付けました。
綿問屋として始まった興和の歴史は、そのままコットンの歴史でもあります。ですが今、私たちが見据えるものはさらに広がっています。世界規模での環境目標であるSDGsに共感し、エシカルでサスティナブルな素材を開発していきます。例えば土壌を傷めない栽培によって作られるオーガニックコットンをはじめ、生分解性が高い和紙やセルロース繊維、ポリエステルやナイロン等のリサイクル合繊繊維などエシカルでサスティナブルな素材を開発していきます。
wellactの真ん中には二つの「1」が隠されています。これには、私たち一人一人はかけがえのないオンリーワン、そしてまた母なる地球もオンリーワン、そんな二つのオンリーワンに寄り添いたい、という想いが込められています。
人にとって、地球にとって、少しでも良い明日に向かって。
wellactの取り組みを象徴する素材が、オーガニックコットンです。オーガニックコットンとは、環境に負担のかかる農薬や化学肥料を3年以上使っていない農地で有機栽培された綿のこと。wellactのオーガニックコットンは、オーガニック・テキスタイルの世界基準であるGOTSの認証を取得した綿を100%使用しています。そしてこの認証は、環境への配慮や社会的責任に関する厳しい基準をクリアしていることを示しています。しかし、興和の環境への配慮はいまに始まったことではありません。興和はGOTSの認証は日本国内では初となる2003年に取得しました。さらに、オーガニックコットンを使ったタオルブランド『テネリータ』を10年以上にわたり展開するほか、近年ではオーガニックコットンの畑をインドに開設したり、GOTSやOCSに並ぶ綿の国際基準であるBCIに加盟したりと、その活動の幅を広げています。
さらに今、wellactの一環として、興和はACE(児童労働の撤廃と予防に取り組む国際NGO)が呼びかける「ピース・インディアプロジェクト」に応え、2014年より独自の『Peace India Cotton』をスタート。綿花の有機栽培化を通して、インドにおける貧困家庭の自立支援に協力しています。このように興和は、オーガニックコットン栽培を核とした環境配慮はもちろんのこと、貧困をなくし、人や国の不平等をなくそうとするSDGs(持続可能な開発目標)に通じるサスティナブルな取り組みにも力を注ぎ続けています。
環境への負荷が少ないオーガニックコットンと、異素材を混紡してつくり上げるミックスマテリアルの開発もwellactの大切な取り組みのひとつ。オーガニックコットン100%だけに囚われすぎないことでエコの概念を広げ、結果的により多くの人のライフスタイルにエコロジカルな素材を届けることが目的です。中心となるのは、オーガニックコットンとシルクや麻などの天然繊維をブレンドした風合い豊かなテキスタイル。さらには日本特有の「和紙」も新しく加わったほか、ストレッチ性のある機能糸を組み合わせたものなども取り揃え、エコロジカルと実用性のしなやかな両立を図ります。
天然繊維以外の素材開発においても、興和はエコロジカルであることを大切にします。その象徴が、wellactのリサイクル ポリエステル&ナイロンです。ポリエステルやナイロンの原料となる石油は限りある天然資源。wellactでは、そうした石油を使うことなく、使用済みのペットボトルや産業廃棄物などを再利用してつくったポリエステルとナイロンをラインナップしています。これにより石油自体の消費はもちろん、石油からつくる場合と比べてエネルギーの消費量やCO2の排出量も抑えられるのです。一度は役目を終えたものが姿を変えて再び活用されていく。そんな循環型社会の一端を担うことも、wellactの大切な役割なのです。
再生繊維にはリサイクルポリエステルやリサイクルナイロンに代表される「化学系」のほかに、木材パルプや綿などを再生してつくった「植物系」、さらにシルクなどの天然素材を用いたものもあります。wellactでは、そんな天然素材の再生繊維も開発しています。環境への負担が少ないユーカリの木を原料とするリヨセルや、綿由来のキュプラ、シルクの再生繊維などが主なラインナップです。