2025.6.27

テキスタイルのトレンドはどこから生まれる?

テキスタイルのトレンドはどこから生まれるか知っていますか?

偶然でも、誰かのひらめきでもなく、社会情勢やグローバルな潮流、トレンド予測機関の動向など、多層的なプロセスを経て形成されています。

KOWAはそんな最新情報を的確に読み解き、ブランドに寄り添いながら独自の視点でコレクションを構成しています。

今、現場で求められている提案力の本質にググッと迫ってみましょう。

ニーズに応じたKOWAの営業スタイル

KOWAのテキスタイル輸出チームは、欧州メゾンブランドをはじめとするクライアントに対し、ニーズに応じた新しい提案を行っています。

たとえば5月〜7月は、翌年の春夏シーズンに向けた提案が中心。

クライアントから「◯◯のテーマで素材を探している」というリクエストに答えつつ、自社発信によるコレクションも積極的に提案しています。

プラスアルファのおもてなし

コレクションテーマや要望、ブランドの世界観をもとに、糸の種類・色合い・質感などを考慮し、素材を厳選。

展示会で得たインサイトや最新のトレンド情報、過去のバイイング傾向を分析し、KOWAが得意とする素材や、売り込みたい素材を中心にコレクションを構成していきます。

コレクションブックを作成し、海外のクライアントへの直接訪問や、現地営業担当者への提案など多角的にアプローチ。

クライアントに新しい素材との出会いや、着想のヒントを届けています。

コレクションブック作成時は、課員総出で大忙し、、

営業T氏が仕掛ける「攻めスタイル」

KOWAの営業T氏は、単なる依頼対応にとどまらない「攻めスタイル」が持ち味。

たとえば、欧州のハイブランドから「アフリカをテーマにした30度の気候下で軽やかに着られる服を作りたい。ただし透けない素材を」といった難易度の高い依頼がくることもしばしば、、、

「指定国以外のコットン原料で」といった細かな指定が加わるケースも。

T氏は、条件に合ったものをセレクトするだけでなく、プラスアルファのおもてなしを詰め込み、独自の視点でコレクションを構成。

受け身ではなく、一歩先を行く提案力が、多くのメゾンブランドとの信頼関係を築いているのです。

T氏の愛用品。年季の入ったレザーのバックは常に荷物でいっぱい、、

ブランドと共に生み出す新たな素材

KOWAの提案力を支えているのは、展示会や海外営業を通じて得た最新のトレンド情報、日々の顧客との対話から汲み取るニーズといった多角的なネットワーク。

そして、社内の生地や加工のスペシャリストによる技術的知見、さらには糸や染色、織りといった工程に関わる作り手たちとの強固な連携です。

選ばれ続ける理由

KOWAでは、生地の企画や構成に精通した人材が揃い、クライアントの要望に合わせてゼロから新たな素材を共に作り上げることが可能。

糸の選定から風合いの調整まで、企画段階から伴奏できる体制が整っているため、幅広いニーズに柔軟に対応できます。

既存の枠にとらわれない提案で、クライアントと一歩踏み込んだものづくりができるからこそ、多くのメゾンブランドに選ばれ続けているのです。