ひと口に綿といってもその種類はさまざま。産地や品種によって繊維長に差があり、短いものは太い糸しかつくることができない。そのため、一般には繊維長が長いほど高級とされる。そして、短綿、中綿、長綿に分類・格付けされるなか、平均繊維長が34.9㎜以上あるものを特に「超長綿」と呼び、数ある綿の最高峰に位置付けられている。その糸は細く、毛羽立ちにくいため、生地にした際には、しっとりとした肌触りと上品な光沢感を湛えているのが特徴だ。

PREMIUM HEAVENLY COTTONは、そんな超長綿のなかでも、さらに高品質なものだけを世界中から選りすぐり展開する特別な素材ブランド。創業以来120年以上にわたって綿に携わり続けてきた興和の伝統に裏打ちされた高品質の証だ。PREMIUM HEAVENLY COTTONで使用する超長綿の原産国は全部で5カ国。エジプト、中国、アメリカ、ペルー、そして、世界で最も細く、繊維長が長い「スヴィンコットン」に代表されるインドだ。

いずれも世界最高品質と謳われるこれらの綿素材を、製品になった際に求められる適正に応じてセレクトし、場合によっては2種類の糸を組み合わせることで最大限に生かしきる。その適材適所の素材使いの妙こそが、コットンテキスタイルの市場にこれまでなかったPREMIUM HEAVENLY COTTONの価値である。５つの国の超長綿はそれぞれ非常に高級ではあるが、その光沢感やハリ感、柔らかさは微妙に異なる。そのため生かし方も変わってくる。それを見極め、高級綿の最高の使い方を提案するのが、PREMIUM HEAVENLY COTTONの役割なのだ。